編集部おすすめ! 40代・50代の方向け 中高年のお仕事特集

転職面接で「失敗の体験」や「短所」について聞かれた場合の注意すべきポイント

2017年 3月 18日

キャリタスLINQマガジン

転職面接でよく聞かれる質問に「仕事で失敗した体験をお聞かせください」や「あなたの短所は何ですか?」というものがあります。「マイナスな部分はできれば言いたくないのに」と思う人もいるかもしれませんが、相手の聞きたい意図を理解し、しっかりと伝えていく必要があります。今回は、面接する側の質問の意図や、言ってはいけない注意ポイントについて解説していきます。

1.なぜマイナスな部分を聞きたいのか

まず、なぜ面接官はあなたのマイナスな部分を聞きたいと思うのでしょうか。もちろん、強みや成功体験について質問されることも多いのですが、そのような質問は応募者が事前に準備をしてくること、どうしても話の内容を盛って伝えがちだということを採用側も分かっています。面接官としては、応募者が自社の仕事に就いたとき、どのような行動や考え方で実行する(できる)人なのか、できるだけその人の行動特性を知りたいと思っています。どんな人にも失敗や短所はあるはずなので、それを認識しているか、どのように克服し、補強しようとしているかを面接官は知りたいのです。

2.言ってはいけない応答例

次に「こんな答えは言ってはいけない」という注意ポイントについて例を挙げながら見ていきましょう。

例1
「特に失敗したことはありません。」「短所は特に思い当たりません。」

前述にもあるとおり、この答えは面接官が聞きたいことと違ってしまっています。1つでよいので、何かしら事例を挙げて説明しましょう。

例2
「私は前職で営業企画の仕事を担当しており、企画書を作成する必要がありましたが、上司から指示された仕事の期限変更のメールに気づかず、前倒しで進めなければならなかった仕事を期限通りに終わらせず、取引先にも迷惑をかけたことがありました。変更された期限当日の午後に、上司からできているかどうかの確認があって初めて変更に気づき、あせってしまい大変なことになってしまいました。」

失敗の体験や自分の短所について長々と伝えるだけで終わっている例です。面接官は、あなたがどのようにその失敗を乗り越えたか、短所をどう補おうとしたのかが知りたいので、体験について事細かに伝えるのではなく、必ずその後にどうリカバーしたのかをプラスして説明しましょう。

例3
「私は在庫の発注数を間違え、前職の会社に数億の損失を与えてしまいました。」

会社に損害を与える非常に大きな失敗について伝えている例です。もし、このような大失敗をしたことがあったとしても、あえてそれを伝える必要はありません。あなたが新人の頃についうっかりしてしまったミスや、ついつい習慣でやってしまいがちな短所など、ちょっとしたことの中から探すようにしましょう。

例4
「私は共感的に話を聴こうとするあまり電話が長くなりがちな所がありますが、反対に表現力が豊かで人の気持ちを理解できるという長所でもあると思っております。」

短所は逆に長所でもある、と自ら伝えている例です。一見この応答も納得性があるように思えますが、面接官としては「つまり短所だとは思っていない、それで良いのだと思っているわけ?」と突っ込みたくなる答えです。

「私は共感的に話を聴こうとするあまり電話での対応が長くなりがちな所がありました。先輩に指摘された後は、必ず事前に伝えたい要点をまとめたメモを持ち、相手の気持ちを理解する言葉は入れながらも、話が他にそれないように簡潔に迅速に伝えることを心がけています。」
などのように短所は短所として伝え、改善に努力していることを具体的に説明したほうがよいでしょう。

例5
「私の短所は、物事に集中すると周りが見えなくなってしまい、同時にいろんなことを進められない点です。また、人前で話すときに緊張してしまい上手く話せない点も短所です。さらに……」

短所や失敗をいくつも伝えている例です。2つも3つも伝える必要はありません。1つに留め、改善行動を説明するようにしましょう。また、現在はそこまで改善のために行動できていない、という人は、これからしようとしていること、心がけていることでもOKです。

いかがでしたか?誰しも短所や失敗はあるものです。マイナス面を伝えることを恐れる必要はありません。具体的な例を1つ挙げ、あなたが改善に向けて努力している点をしっかり説明できるように準備していきましょう。

記事提供社からのご案内(外部サイト)

キャリタスLINQマガジン

“はたらく”をもっと楽しくするメディア【キャリタスLINQマガジン】ではユニークなオフィス訪問、素敵な働き方をしている人たちにスポットをあてたインタビューから、仕事に役立つコラムまで、仕事と人生を楽しくするヒントをお届けします!