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復帰前の両親学級! 『脱・ワンオペ育児』の経験をシェア

2017年 4月 17日

くらしと仕事

育児休業期間を経ていよいよ職場復帰するという時には、「仕事と家事を両立していけるのだろうか」「働いている間、離れている子どものことが心配……」など、あれこれ不安に思うことがあるのではないでしょうか。そんな共働き子育て家庭のご夫婦のために、クラウドソーシングサービスの株式会社クラウドワークス、家事代行サービスの株式会社カジー、そしてベビーシッターマッチングサービスを提供する株式会社キッズラインの3社が合同で「復帰前の両親学級」を開催しました。

実際に共働きで子育てを行っている先輩ご夫婦をパネラーに招き、その実例から夫婦での家事分担について、また子育てと仕事のバランスのとり方、工夫している点などを深く掘り下げて話してもらうといった内容でした。自分たちの家ではどんな方針で、何に重点をおいて家庭をマネージメントしていけばいいのか、きっとヒントになることがあるはずです。

目次

6人の先輩パパ・ママが登場4組の先輩夫婦 それぞれの家事育児分担模様は?自分たちでやらないという選択肢も大切なのは、家族が幸せであること

 

6人の先輩パパ・ママが登場

パネラーとして登場したのは、次の4組のご夫婦。

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(1)4歳の長男・1歳の次男を持つ佐倉さん夫婦
夫婦ともに大手人材紹介会社の社員で、佐倉さんご自身は残業のない形態で営業職に復帰しているそう。夫の帰宅は平均して21~22時と比較的遅いほう。夫の親に月一回程度、キッズラインのベビーシッターを週一回程度利用して、子育てをサポートしてもらっている状況だとか。

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(2)2歳の娘を持つ水谷さん(パネルディスカッションには妻のみ参加)
夫婦ともにコンサルタント会社のアクセンチュアに勤務しており、仕事が忙しい毎日。夫は早くても21時の帰宅、水谷さんは基本的には17時までの時短勤務ですがクライアントの都合で20時ごろになることも。カジーの家事代行サービスを月に2,3回程度利用して、家事の負担軽減をしているそうです。

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(3)9歳の長女と1歳の長男を持つ新田さん夫婦
夫は会社経営者で、厚生労働省のイクメンプロジェクトの委員を務めています。かつてはブラック企業に勤めていたそうですが、このままでは子育てができないと一念発起、独立を果たしました。妻はソフトバンクで管理職として復職、時短勤務中ですが近くフルタイムに戻る予定。

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(4)3歳の長女と1歳の長男を持つ橋本さん(パネルディスカッションには妻のみ参加)
夫は製薬会社で人事を担当、週に1、2回は20時に帰宅して子どもたちをお風呂に入れてくれますが、通常は帰宅が22時ごろで、日付が変わってしまうことも。妻は現在フリーランスでweb制作などを行う在宅ワーカーで、クラウドワークスを利用しています。

 

4組の先輩夫婦 それぞれの家事育児分担模様は?

それぞれの家庭の家事分担図が紹介されました。赤色が妻、...

それぞれの家庭の家事分担図が紹介されました。赤色が妻、青色が夫、ピンクはどちらかというと妻、水色はどちらかというと夫が担っている家事を表します。

まずは、各家庭で家事・子育ての作業分担をどのように行っているか、「分担マップ」を使って紹介がありました。


佐倉さんの家では、分担は妻7:夫3といった感じ。住まいの川崎市中原区が保活激戦区だったため預けることができず、ふたりの子どもは新橋と自宅近くの保育園と別々に通っていて、毎日の送迎がかなり大変。それは夫が担当してくれているそうです。「通勤ラッシュのピーク時を避けて、子どもを抱っこしていても苦しくない9時ぐらいの電車を利用するようにしています」とのこと。また、平日は夫の帰宅が遅い分、土日に料理をしてくれることになっているようです。佐倉さん曰く「我が家は『死ななきゃ大丈夫!』というルールにしているので、平日に窓を拭くといった細かい家事は省いて、余裕のある時だけやるようにしています。」とのこと。夫も、「やらなくてはいけない作業を減らすことは、夫婦が仲良くやっていくために大事だと思います」と賛同していました。


子どもが2歳のイヤイヤ期真っ盛りという水谷さんの家では、分担は妻6:夫4。子どもはママが大好きで、お世話をするのはママじゃないと嫌がるため、夫には子どもの世話以外の家事を主に担当してもらっているそう。昨年4月に水谷さんが復職した直後は、すべての家事を妻が担っていた状態。あまりの負担の大きさに怒りが爆発してしまい、「家庭不和になったときに、夫が恐る恐る家事に手をつけ始めて」今に至るそうです。


そして、新田さんご夫婦の場合は、10歳の長女が積極的に家事育児をお手伝いしてくれていて、頼もしい戦力になっているようです。分担マップには、長女の担当も記載されていました。また、夫は帰宅が比較的早く、イクメンを自負して進んで家事育児に参加しているそう。「このマップは妻と娘の意見で作成されたもの。自分では5:5ぐらい分担していると思っていたのに、マップを見ると妻7:夫3。『結構家事育児をやっている』と思っていても、この程度ですからね(笑) よほどがんばらないと、妻の満足は得られないですよ」と、会場の男性たちに呼び掛けていました。小学生の長女のために、ふだんの学校生活や習い事、勉強のケアも必要な新田さん。「娘の学校生活のフォローは妻が、休日に遊びに連れて行くなど希望を叶えてあげる役割は夫がしています」


4組目の橋本さんの家では、妻8:夫2の分担。実質的に夫が週1、2回程度しか早めに帰宅して子どもたちの面倒を見ることができないため、こういうバランスになっているのだそうです。「転職活動中に子供を授かったので、当初は私が家事育児の全部をやって当たり前と思われていました。その後仕事を始めて、その時々で新しい会社の立ち上げに参加したり、フリーランスになったりと忙しさも変わってきて。何度もキレてしまった経験が(笑)」と振り返る橋本さん。その結果、徐々に夫の家事育児担当が増えていきました。夫婦で衝突することがあっても、より良い家庭マネージメントの形を作りあげていくきっかけにできた好事例です。

自分たちでやらないという選択肢も

参加者の多くが、この春から、あるいはそれ以降に子どもを...

参加者の多くが、この春から、あるいはそれ以降に子どもを預けて共働きの予定がある方たち。男性も多く、夫婦で子育てをしていこうという意識がうかがえました。

4組のご家庭では、家事代行やベビーシッターのサービスを上手に使い、自分たちの負担を軽減できている様子も。


佐倉さん宅では、週に1回程度ベビーシッターを依頼しているそうです。「初めて利用しようという時は、夫の方には抵抗がありました。知らない人が家に入ること、小さな子どもと1対1で預けて危なくないのかということが気になったらしくて。まずは使ってみようと私が押し切って利用してみることに。キッズラインの場合、完了報告という、一日どんなことをしたか、子どもの様子はどうだったか詳細なレポートがくるのですが、それを夫にも共有したら『これはすごくいいね!』と、夫の価値観が変わりました」。佐倉さん夫婦は、いろんな人の手を借りて子どもたちを育てたいという方針もあり、子どもたちは人見知りすることなく、紹介されてくるシッターさんと楽しく過ごしているそうです。ベビーシッターにかかる費用は、月の利用回数によってまちまちだそうですが、だいたい週1回、2~3時間の利用で月に1万~3万円ほどなのだとか。


また、水谷さんの家では主に料理のためにカジーを利用しています。「月に2、3回頼んでいます。子どもが手づかみで食べやすく、保存できる料理をお願いしていて。1回の利用でだいたい3、4日分を作ってもらい、本当に助かっています」。1回の利用時間は3時間ほどで、料理7~8品を作ってもらえるそう。月々の代行費用は、1万5千~2万円ぐらいとのことです。

 

大切なのは、家族が幸せであること

共働きの忙しい日々のなかであっても、やはり子どもとのコミュニケーションは大切にしたい。やはり、それぞれの家庭で「子どもとの過ごし方」について、心掛けていることがあるそうです。


水谷さん夫婦のルールは、「休日は、ノー携帯・ノーテレビ」。家族の時間を濃密に過ごすために、子どもの前では携帯電話を見ない、テレビをつけないということを徹底しています。「そうすると自然に家族の会話も増えてきたので、一緒に公園や動物園に遊びに行くような、当たり前の日々を楽しむようにしています」


新田さんは、仕事復帰したときに子どもとの時間が少なくなり、どうしたら愛情を伝えられるのかを悩んだことも。「短い時間だとしても、濃密に過ごそうと決めました。そして、仕事はシャットアウトし、子どもと向き合うことだけにフォーカスします。例えば寝る前に必ず本を読んであげるとか、ルールを作って一緒に触れ合う時間を作るようにしました」


また、「自分が働きに出ることで、子どものかわいい盛りの様子を直に見る機会が減ってしまうのでは」という質問に対しては、新田さんからこんなアドバイスがありました。

「よく、『今の時期がすごくかわいいよね』って言われるんですけど、いやいや10歳ももっとかわいいです(笑)ですから、一日一日を大事に過ごしてあげて、子どもをしっかり見てあげるよう気を付けていれば、寂しいことはまったくなくて。むしろ私たち夫婦は毎日仕事が楽しいし、子どもとの生活も一緒に送れるし、公私ともにすごく幸せなんじゃないかなと思っています」

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実際に仕事と育児のバランスを取りながら、日々の生活を楽しく過ごせるよう努力している先輩ご夫婦の言葉に、会場の参加者も元気づけられたようです。子育てに正解はないもの。夫婦で話し合って「こうしてほしい」という意思をきちんと伝え、もし分担しきれないことがあれば、アウトソーシングのサービスを利用してみるのも良いのではないでしょうか。

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