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お客様からの支持で人事評価!出社日、勤務時間など働き方は自由に!人を大切にしながら成果を追う「会社は実験室」(後編)

2017年 5月 17日

(株)FeelWorks代表取締役/青山学院大学兼任講師 前川孝雄

前川孝雄の取材後記:失敗を恐れない大胆さとスピード感。変化の時代にマッチした「実験」の繰り返しが、組織と社員を成長させる!


 インタビュー中に南沢社長が語った「会社は実験室」という言葉には強く共鳴するものがあった。世の中も顧客も常に変化している以上、企業にとって人事や育成の仕組みに永続的な正解などあり得ないからだ。あきゅらいずは、「美を養う」「顧客を大切にする」「人を大切にする」という理念をしっかりと持ちつつ、そこに至るまでのプロセスに関しては、まさに「実験」という言葉がふさわしいトライ&エラーに取り組み続けている。
 ポイントは、良いと思ったら失敗を恐れずやってみることであり、失敗したらそこからヒントを得てすぐさま次のトライにつなげるスピード感だ。このように目まぐるしく制度が変わったのでは、社員が戸惑うのではないかという見方もあるだろうが、変化が常態になれば、適応できる人は適応していく。変化に適応する能力は常に求められるもの。あきゅらいずの実験はそれ自体が社員の成長を促す仕掛けになっている。
 また、FeelWorksが提唱し続けていることであるが、人は持ち味や強みを活かし、経験していないこと、未知のことを含む仕事に背伸びして取り組み、やり遂げ、振り返るというステップを踏むことによって成長する。あきゅらいずはその点でも徹底している。すべての社員に自分で仕事を作り、やり遂げることを求め、「成長」という基準で成果を評価するという仕組みは、「人は現場で育つ」という本質をとらえたものだ。
 南沢社長は非常に魅力的なキャラクターの持ち主だ。さらに、あきゅらいずの事業や理念はもちろん、自由で働きやすい環境も強力に人を惹きつける。同社が初めて新卒採用を始めた際には、数十人の応募を想定していたところ、2000人もの応募があったという。しかし、自由な環境はそれ相応の厳しさを伴う。そのため、癒やしを求めて入社した人にとっては入社後に感じるギャップも大きくなる。その意味では、「人を選ぶ組織」といえるのだろう。採用にフォーカスして新たな改革に取り組んでいるあきゅらいずは、次にどのような変化や成長を遂げるのだろうか。「今」も興味深いが、「これから」がさらに気になるユニークな企業だ。


構成/伊藤敬太郎

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(株)FeelWorks代表取締役/青山学院大学兼任講師 前川孝雄

人材育成の専門家集団㈱FeelWorks創業者。約300社で導入される「上司力研修」や「人を活かす経営者ゼミ」、「育成風土を創る社内報」編集などを手掛け、長期伴走型で徹底した人が育つ現場創りを支援。部下を育て組織を活かす上司力提唱の第一人者。親しみやすい人柄にファンも多い。著書に『上司の9割は部下の成長に無関心』(PHP)、『ダイバーシティの教科書』(総合法令出版)、『女性の部下の活かし方』(メディアファクトリー新書)など多数。最新刊『「働きがいあふれる」チームのつくり方』(KKベストセラーズ)はamazon「企業経営」「企業革新」カテゴリー1位、紀伊国屋書店や丸善などで新書1位のベストセラー。