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社交辞令?「勉強していない」は通用しない外資系エピソード

2017年 5月 19日

CA Media

テスト前の合言葉「勉強していない」

学生時代、テスト前になると「今回全然勉強していないよ~」と、友達同士で会話していませんでしたか?

そうはいっても、お互いに勉強していないとは思っていないのが本音でしたよね。

「勉強した」と言ってしまって、テストが良い点でなかったらどうしよう?

または勉強したなんて言うと友達に嫌われてしまうのでは?

そういう気持ちが少なからずあったかと思います。

まさに、日本人特有ともいえる「本音は言わないけど、お互い心を読み合おう」という心の作用ですよね。

そんな「勉強していない」の一言が海外での長い訓練期間でトラブルの元になった実体験をお伝えします。



日本人はテスト慣れしている?

海外での数か月にわたるCAになるための訓練は、日本人にとってはとても難しい勉強の連続でした。

母国語でない英語でのマニュアル、勉強内容は初めて知ることばかり。

毎日が苦労の連続でした。

分からない言葉を辞書で1つ1つ丁寧に調べてマニュアルの内容を理解したり、授業中も聞き取れないことをあとから先生に教えていただいたりと、ゆっくり食事をする暇もないぐらい大変な毎日でした。



そのうちに、アメリカ人のクラスメイト達もわからないことを教えてくれたりと、外国人の私達をサポートしてくれるようになりました。

授業が進むにつれてテストも多くなってきて脱落する人もでてきたのですが、私達日本人の中には脱落者は出ませんでした。

脱落者が増えるにつれて、「日本人はなぜ英語が完璧ではないのにテストで良い点を取るのだろう?」と不思議がるように。

私達日本人は学生時代から試験慣れしているからかもしれませんね。



勉強していないの一言がトラブルに

ある日のアメリカ人のクラスメイトからの「宿泊先で何時まで勉強しているの?」との質問。

それに対して、私達はたいして勉強していないよと答えてしまったのですが、後日その一言があるトラブルに発展してしまいました。

私達と一緒に訓練中ホテルに滞在していた一人が、日本人達はいつもグループになって遅くまで勉強しているということを話し、それを聞いた他のクラスメイトが、日本人が勉強していないのは嘘だと怒ってしまうことに。

いつも英語を教えてくれたクラスメイトが急によそよそしくなってしまったので不思議に思っていたのですが、原因がそれと知って私たちもビックリ!

私たち日本人にとって、「勉強していないよ」の一言のような社交辞令のコミュニケーションは珍しいものではありません。

または、自分から勉強したことをアピールするのは美しくないという謙遜の気持ちもありますよね。

しかし、外国でそのコミュニケーションは通用しません。

建前として「勉強していない」とは言うけど、実はそれなりに勉強しているのを分かってね、というふわっとした思いは伝わりません。

それ以来、テストの日には「勉強してきた」アピールは欠かせませんでした!



色々なことを学んだ訓練時代

クラスメイト達も私達が一生懸命勉強する姿を見て、「だから日本の製品は素晴らしいんだ!」とほめてくれました。

日本人の勤勉さや緻密さが、日本製品の質の高さにリンクしたのでしょうか。

CAになるまでの訓練期間は、決して彼らの協力がなければ乗り越えられないものでした。

そして、外資系に勤めることとは、日本で働く以上に意思疎通についても考え直さなくてはいけないと改めて思った期間でもありました。

日本だったらなんてことない一言がトラブルに発展してしまうことがあるので、お客様との会話でも気を付けるようになったのはこの経験からだと思っています。

謙遜や本音を言わない文化は日本の奥ゆかしさ。

しかし、グローバルで見ると心を読みあうコミュニケーションはちょっと難しいかもしれませんね。

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