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仕事に不安ばかり・・・そんな発達障がいの私には「成功体験」が効く!?

2017年 9月 11日

Media116

こんにちは、発達障がい専門の就労移行支援「リンクビー」の藤木です。発達障がいの方が仕事をする上で不安を感じることが多いということをよく聞きます。さてそれはどうしてなのでしょうか?また、自信を持って仕事に取り組むにはどうしたらよいのでしょうか?今回は不安の理由と対処についてお話しさせて頂きます。

不安の「モト」というのは、過去の経験からくるものだったりします。例えば「人と違う行動をして怒られた」「コミュニケーションが上手く取れず友達作りが難しかった」という経験があれば、「会社では周囲に合わせた行動が取れるだろうか?その場に適切なコミュニケーションがきちんと取れるだろうか・・・」と不安になったり、「忘れ物が多く先生から怒られる」「同じ失敗を繰り返して怒られる」という経験があれば、「仕事でも同じミスを繰り返して叱責されるのではないか・・・」と不安になったりすることがあります。

孤立したペンギン


要は、過去の成功体験が人よりも少なく、失敗体験が多いためにポンと社会に投げ出された時に「やっていけるのだろうか?」という不安がよぎるのです。

これは捉え方ひとつでもあります。例えば「上司から依頼された業務ができた」⇒「できて当たり前、誰でもできる」と考えるのではなく、まずは「できたこと」を評価するのです。できていることを自分で評価してあげなければ、自信にはつながっていきません。どんな些細なことでもひとつひとつ「できた」を積み重ねていくのです。

積みあがったプレゼント


もし自分でこれはできているのだろうか?と、客観的に自分を評価できない場合には上司や周囲、就労を支援してくれている人から評価してもらうのも良いでしょう。可能であれば、上司からポジティブなフィードバックをもらうようにすることが望ましいですね。また、仕事というものは「できている時には何も言われないが、できていない時には注意をされる」という少し寂しいものでもあります。しかし逆手に取れば、何も言われていない時には仕事ができている!と理解することができますよね。

最初は仕事を教えてもらわなければ、誰だってできません。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」というように、わからないことは遠慮せずどんどん聞いてみましょう。一通り仕事を理解したら、一緒に実践してもらうことがベストです。会社によってはそれが難しい職場もありますので、不安を感じる場合はジョブコーチに頼みましょう。(ジョブコーチとは:会社と障がい者の間に立って仕事面やメンタル面のフォローをし、円滑に就労できるように、職場内外の支援環境を整えてくれる役割の方。)

仕事を教わる部下


そして完成してからではなくできたところまで都度確認をしてもらいましょう。完成してからの確認だと、やり方が間違っていた場合修正が必要な箇所が多くなってしまいますので。このような工程を経て、段々と確認の頻度を減らしていきます。そして業務ができるようになっていき、自信を積み重ねていくことができます。

さてここからが大事です。「できた仕事を記録する」のです。最終的に1か月、3ヶ月、6ヶ月、1年と見返していくと自分ができた仕事(成功体験)が目に見えることで自分の成長を感じられ自信になります。

筆記用具


さてそれはどのようにすればよろしいのでしょうか。まず。業務報告書を作成し、自分が担当した仕事・できた仕事を記録しておきましょう。時にその業務報告書を上司に見てもらうことで、自分の仕事の状況を理解してもらえ、安心感を得ることができます。上司が忙しいのではないか・・・悪いと思いつつ口頭で業務報告するよりは、業務報告書があれば上司の都合のいい時間に見てもらうことができます。余計な気を遣わなくてすみますね!

上記では会社で働く前提でお話しをしてきましたが、いきなり会社で働くことに不安を感じる方も多いですよね。その場合、例えば就労移行支援事業所トレーニングで自信をつけ、職場体験実習で不安を減らすことも一つの手です。

ガッツポーズの女の子


おさらい
・不安はすぐに吹き飛ぶわけではなく、自信も短期間で身につくものではありません。そのため、焦らずコツコツと続けましょう。
・上司や同僚、ジョブコーチや支援者など、自分のことを理解してくれる人を増やしましょう。それだけで不安は軽減されます。
・不安感が強くなった場合に相談できる人を作っておきましょう。人に話すことで心は軽くなるものですよ。

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